歯を残すだけで長生きに繋がる?
[掲載日]2021/01/04 -
健康であることを誰しもが意識しているでしょうが、見た目年齢にも関わるのは『歯』です。
80歳にして30本の歯が残っていることはマレで、歯科医院で推奨しているのは8020運動という、80歳で20本の歯を残すというものです。
硬いお煎餅や繊維質のお肉をよく食べているのに、内臓などの病気はまったくなく、80歳で30本の歯を残すその人は、毎朝ラジオ体操をするのが日課にもなっていたようです。
このことから、歯と口が健康なお年寄りというのは、身体も元気だということに繋がるのではないでしょうか。
ちなみに、テーマは健康ですが、肺炎で入院し、立つこともできなかった80代のお年寄りは、入れ歯がガタガタしていたようで、ぴったりに合うように歯科技工士に修理してもらったそうで、自分で噛んで食事ができるようになり、みるみる食事量が増え、それから1ヶ月もせずに、自分の足で立ち、歩けるまで回復した実話もあります。
歯科医師いわく、歯の本数が多くて、咀嚼機能が高いほど健康で長生きする、そうした研究結果をあげています。
必ずしも、自分の歯でなくともよく、入れ歯(義歯)でも長生きに繋がることが言えるようです。
しかし、まだまだ予防歯科の意識は薄いようです。健康なときにも予防が必要なのに、歯が痛くなったら行けばいい、年寄りは歯がないのは当たり前、そうした常識が根強く残っているのも事実です。
健康は、歯からつくられるといっても過言ではなく、むし歯や歯周病が、全身の病気や生命を脅かすリスクがあることも知ってほしいと思います。
歯周病を取り上げてみれば、はっきりした自覚症状がないまま進行し、徐々に重症化します。
そのまま放置していると、やがて歯が抜け落ちてしまいますし、それだけに留まらず、糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞、骨粗鬆症など、様々な全身の病気に関わることが分かっています。
いつまでも丈夫な歯を保ち、素敵な笑顔でこれからの人生を楽しめる、そうした口の中から始める健康法がありますから試してみましょう。
まずは、正しい歯の磨き方です。
磨く順番だったり、歯ブラシの使い方は歯医者さんが指導してくれますから、可能ならば、ご家族みんなで歯医者さんから指導をうけましょう。
自分に合った歯ブラシの選び方も分からないなら、歯科医院では推奨している歯ブラシが販売されていますから、そちらでも購入できますし、敵した1本を選んでくれますから、得をするでしょう。
他にも食事改善、運動など、歯医者さんから教わりましょう。